2015年12月18日金曜日

シャクシャインはマントを着ていたか? シャクシャイン像建て替えにあたって

「シャクシャインはマントなんか着ていなかったんですよ」-あるアイヌの方が私にいいました。それで思い出したのが「夷酋列像に描かれたアイヌの首長たちもロシアの服とか着ていたなあ」と。そのシャクシャインの像が建て替えられると12月15日付北海道新聞に載っていました。

写真は私が直接撮ったものです。

シャクシャイン像建て替えへ
新ひだかアイヌ協
【新ひだか】新ひだかアイヌ缶(大川勝会長)は、日高管内新ひだか町静内の真歌公圏内にあるシャクシャイン像を建て替える方針を決めた。長年風雨にさらされてひび割れがひどくなったため。同協会をNPO法人化して寄付を募り、来年9月に公園内で開かれるシャクシャイン法要祭までに完成させたい考えだ。
シャクシャインは1669年、アイヌ民族の生活を圧迫した松前藩に抗して決起し、和睦の席で毒殺された民族の英雄。像は強化プラスチック製で高さ3・5㍍、掲げたクワの先端までは4・2㍍。地元の有志が寄付を募って1970年に建立した。デザインは彫刻家の故竹中敏洋さんが手がけ、現在は町が所有している。
民族結束の象徴となってきたが、劣化が著しく、すねの部分には大きなひびが入っている。来年はシャクシャイン法要祭70回目を迎えることから、同協会が節目の年までに建て替えようと決めた。
新たな像はブロンズ製にし、同程度の大きさにしたい考え。現在の像はシャクシャインが渡島管内松前町の方を向いて怒る様子を表現しているが、「いまはアイヌ民族と和人が共存する時代になった」(大川会長)としてデザインの変更も視野に入れている。予算は数千万円程度を見込む。
寄付を受けやすいように、同協会は12月中にもNPO法人化を道に申請する。早ければ来年4月にも認められる貝通し。大川会長は「きれいな像の前でシヤクぶャインの偉業をたたえることができれば」と話している。
「シャクシャイン」という面白い歌があります。お勧めです。→「シャクシャイン」 

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