2016年2月25日木曜日

やったあ 「生きる 劉連仁の物語」の著者 森越智子さんが来てくれる

今日は嬉しいことがありました。北海道学校図書館協会の平成27年度冬休み推薦図書(小学生高学年)にもなっている「生きる 劉連仁の物語」。その著者である函館在住の森越智子さんが、「(函館)赤川・北美原・石川地域9条の会」の起ち上げのあつまりに講演者として来てくれることになりました。

私たち仲間内で、「戦争法が通ってしまい自分で何ができるか考えているんだ」「地域で9条の会をつくりたいねえ」、「起ち上げの時に『生きる 劉連仁の物語』を書いた森越智子が来てくれたらなあ」なんて話していたんですが、ホントになっちゃった。

本の裏表紙にはこんな説明が書いています。
おれたちを踏みにじった人間たちに、この償いをさせなければならない。戦争がどれほど根こそぎ人間らしさを奪いつくすのか、子どもたちに伝えなければならない。
何としてもおれは生き延びよう。生き延びてさえいれば、いつの日か故郷へ帰れる日が必ず来る。
奪われ続けてきたおれの生きる意味を、生きて、生き抜くことで取り戻すのだ。
――1944年9月、日本軍により中国から連れ去られた劉連仁。過酷な炭鉱労働から逃亡し北海道の山中で13年間生き抜いた。奪われた人としての尊厳をとり戻すための孤独な闘いの物語。

森越智子さんとランチをしながら、「少ない人数でも来てください。謝礼もなしでお願いします」と図々しいお願い。彼女は「加害の歴史も子どもたちに伝えたい」と何度も繰り返し、快諾してくれました。日時も決まりました。4月16日(土)14時。詳しくはまた報告します。

2016年2月23日火曜日

知内町のあれこれ、花井やすこさん応援記④

木古内町から知内町に行くには、木古内から津軽海峡に沿って国道228号線を南下するのですが、知内町の街中を過ぎると突然西に進路をかえ山道に入っていきます。知内町小谷石と福島町岩部の間に道路がないからです。難所なんですね。西に曲がるときれいな山の景色が目に飛び込んできます。



この山々が何という山なのかぜひ知りたいところですが、地図を見ても私にはよくわかりませんでした。前から感じていたのですが、雪をかぶった山の景色はグッと立体化して美しいのです。

山々が美しく見えるこのあたりをもう少し進むと花井やすこさんの住む湯の里です。ではまた。

知内町のあれこれ、花井やすこさん応援記③

今日も知内町へ。路面の状態もよく、行き帰りの景色を楽しむことができました。

さて、木古内町と知内町の境にこんなものが建っています。「建有川寨門(たてありがわさいもん)跡」と書かれています。


拡大するとこんな感じです。どんなことが書かれているでしょうか。書き写すのは大変なので、知内町のホームページに書かれていることをそのまんま紹介します。


建有川寨門
現在も、木古内町との境界は一部、建有川になっていますが、松前藩の頃までは川の流れそのものが境界だったようです。ところが、蛇行する川の流域は、雨が降るたびに変わり境界がはっきりしないと言う不便さがありました。その為、これに因って紛争が起きないように安政3年(1856)正月に両村で取り交わした約束が、この書簡です。内容は、「例え降雨で川の流れがどの様に変わっても、お互い文句は言わない。」というもので、知内村の名主豊吉、年寄八右衛門、百姓代吉兵衛、梅吉の署名があります。
ここまでだけなら、川の2つ村境となっている川は氾濫をおこすので、それに代えて境界柱を建てたというだけの話ですが、単なる村境ではなかったんですね。
ところで、その頃幕府は蝦夷周辺へのロシヤの進出もあって、北辺警備のため安政2年蝦夷地を松前藩から取り上げ直轄統治とし、箱館奉行所を置いていますこの時、知内から乙部までの間だけは松前領として残し、他は全て幕府直轄としました松前領と幕府直轄地の接点になった建有川には警備のため寨門(砦)が設けられ、木古内側に箱館奉行所の番所、知内側に松前藩の番所があって通行人の手形、荷物の検査をしたと言われています。先の「為取替申境一札之事」はこの時、幕府領と松前領の境を明確にするために取り決めさせたものと思われています
単なる村境ではなく、幕府領と松前領の境だったんですね。興味深いです。

さてこの横には知内特産「ニラ」の看板がありました。


こんなことを楽しみながら花井やすこさんのところに向かうのです。

2016年2月17日水曜日

知内町のあれこれ、花井やすこさん応援記② 白い闇の恐怖

今日も、花井やすこさん応援のため知内町に行ってきました。3日目です。花井さんといっしょに活動するのは楽しいのですが、一番大変なのは、往復130キロの雪道の運転です。函館から函館・江差自動車道に乗り、北斗市茂辺地で降りて、そこから国道228号線を走ります。

私はもともと雪道の運転が苦手なので、冬は函館市内でしか車には乗りませんが、選挙に勝つためにはそんなことをいってられません。

雪道のスリップの危険もそうなのですが、今日は、真っ白な道路、両サイドの真っ白な雪、景色の雪が、振ってくる雪と風が舞い上げる雪煙のせいであわいを失い、形容矛盾なのですが白い闇状態で、それはそれは怖い体験をしました。これがホワイトアウトっていうやつなんですね。

さて今日の活動ですが、花井やすこさんはインフルエンザの病み上がりですのでならし運転の活動です。地元の地域を訪問し、自分の政策やプロフィールが載ったチラシを配布しながら署名のお願い。こんな感じです。


ところで花井やすこさんは、この地、知内町の湯の里地域の小中学校に通いました。一緒に訪問すると、地元のみなさんから「やすこちゃん」「やすこちゃん」と呼ばれています。

高校はお隣の町の木古内高校を卒業後、道職員となりました。数年前におかあさんの介護のために知内にもどりました。実は夫の悠明(ひろあき)さんとは、木古内高校1年生、2年生の時の同級生。そのせいかどうか、二人の会話を聞いていてわかったのですが、おたがいを「ひろあき」「やすこ」とファーストネームで呼んでいるのが、なんともほほえましいのです。


今日はこれくらいにします。ではまた―。

2016年2月15日月曜日

知内町のあれこれ、花井やすこさん応援記①

フェイスブックでは書いてきたんですが、北海道知内町議会議員選挙が3月27日投開票で行われます。

この選挙に、花井やすこさんが立候補を表明しています。日本共産党の議席が空白なので、ぜひ当選してほしいと私も微力ながら応援に通いはじめました。

函館から津軽海峡に沿って西南へ、北斗市、木古内町を過ぎると、知内町です。さらに車を走らせ、福島町に近い地域、湯の里が花井やすこさんの住んでいるところ。

知内川にかかる萩茶里(はぎちゃり)橋のたもとに3つの看板。ひとつはこれです。


「チリ・オチ(鳥居る処)。知内(川、村 しりうち)の原名。この川の近傍、鷹のなるを以てこの名あり。」と書かれています。


2つ目の看板は橋の名。萩茶里は湯の里の元の地域名です。


そして、ここは青函トンネルの出口になっています。今日も雪の中、大きなカメラを構えた人が立ってました。

そしてこの橋を越えると湯の里地域です。今日はここまで、ではまた。

2016年2月13日土曜日

韓国ドラマでハングル学習(2)韓国時代劇 王子と世子と元子

韓国の時代劇、チャングム、トンイ、イサン・・・あと何だっけ、あ、そうそう、馬医、奇皇后、太陽を抱く月とかが私の見た番組ですが、時代劇を見ていると王様の子どもが生まれるシーンがあります。

王様の子どもは王子(왕자 ワンジャ)ですね。そして王子の中で王位を継ぐことになっているのが世子(세자セジャ)です。ところが「チャン・オクチョン」を見ていたらもうひとつ元子(원자 ウォンジャ)というのが出てきました。話の流れを見ていると、世子の一歩手前という感じです。

王の側室であるオクチョン(キム・テヒ)が王の子どもを産み、そのお祝いにイニョン王妃が訪ねてきます。そして「王子を抱かせてくれ」と。これに答えてオクチョン「元子をですか」と。私の子どもはただの王子じゃない、元子だと王妃を刺激するわけです。

王子と元子、ワンジャとウォンジャなので、同じく聞こえてしまいますが、大きな違いがあるのです。ちなみに辞書で「元子(원자)」を引くと、「原子」しか出てきませんでしたが・・・。

話はちょっとそれましたが、イサンは世子ではなくて、世孫(세손 セソン)でしたね。

韓国語の辞書の引き方は日本語と似ている

私も、一応ハングル能力検定3級をめざしているので、韓国ドラマを見るときは、手元に辞書をおいています。

ハングル・韓国語の辞書の引き方なんですが、これが日本語の辞書の引き方と似ているのです。日本語の場合は、50音順、つまり「あいうえお」と「あかさたな」の組み合わせで辞書を引きます。

ハングルは「あいうえお」にあたるのが「アヤオヨオヨウユウイ」です。ちなみに最初の「オヨ(ㅓㅕ」とうしろの「オヨㅗㅛ」は、私には同じく聞こえますが違う音です。同じく最初の「ウㅜ」とうしろの「ウㅡ」も違う音。韓国語の「エ」の音は、二重母音であらわします。2種類(ㅐとㅔ)あります。

次に「あかさたな」は、韓国語では配列が違って、「カナダラマパサ」の順になっています。でも辞書の引き方は似たような感じです。母音の数と二重母音、子音終わりの語もあるので、ハングル・韓国語の方がややこしいかも。

韓国ドラマでハングル学習(1)イケメンは花美男?

昨年、ケーブルテレビの多チャンネル契約をしました。たくさんの番組から選べるので、あれもこれもと録画予約してしまいます。アッという間に録画用のハードディスクがいっぱいになり、番組を見ては消去するの繰り返しで忙しくなります。そのせいで自分で決めた読書も運動もなかなか進まなくて困っています。

さて、これは「となりの美男(イケメン)」のタイトル画面。ハングル表記は「이웃집 꽃미남」となっています。辞書を引くと「이웃(イウッ)」は「隣」、「집(チプ:プは口の構えだけで破裂させない)」は「家」です。「イウッチプ」で「隣の家、おとなりさん」という感じでしょうか」。「꽃(コッ)」は「花」、「미남(ミナム)」は「美男」、つづけると「花美男」、つづけると「꽃(コッ)のパッチム(子音)が鼻音化するので「コンミナン」と発音しているようです。イケメンは韓国では「花美男」っていうんですね。



さて「となりのイケメンの今回のタイトル「注意 前方にトンネルあり」ですが、これは意訳のようです。「전방에 터널 위험 구간」と書いていますね。「전방에(チョンバンエ)」が「前方に」、「터널(トノル)」は「トンネル」でしょう。「위험(ウィホム)」は辞書を引いてみました。「위(ウィ)」は「危」、「험(ホム)」は「険」、あわせて「危険」、日本語の漢字読みとずいぶん違います。「구간(クガン)」はおそらく「区間」でしょう。

「注意 前方にトンネルあり」は「前方にトンネル 危険区間」というのが直訳ですね。