2016年10月8日土曜日

韓国ドラマでハングル学習(3)韓国語の連音化を考える

11月13日、3度目のハングル能力検定3級に挑戦します。今度はしっかり勉強してから受験しようと、NHKラジオ講座「レベルアップハングル」をノートをとりながら勉強しているところです。

ところが集中力が持続しないのです。すぐ飽きちゃて、「これも韓国語の勉強だ」と開き直ってドラマを見てしまうんですね。

最近では「2度目の二十歳」(두번째 스무살)が面白かったですね。このドラマの第1話でおもしろかったことをネタに「韓国語の連音化」について考えてみたいと思います。


さてドラマの内容です。チェ・ジウ扮するハ・ノラ(하 노라)は38歳の主婦。夫は大学の心理学教授、キム・ウチョル。夫はノラのことを「レベルが違う。話ができない」と離婚話を持ち出し(実際には浮気相手がいるのですが)、「事実上これから離婚状態だ」と、ノラに公正証書の書類にハンコを押させます。

ノラは自分も大学に入って夫の水準に合うように勉強しようと試験を受け補欠入学するのですが、ノラにおそいかかるさらなる試練、末期のすい臓がんで余命6ケ月と宣告されます。

「ハノラ様」と呼ばれて診察室に入ったノラ。余命宣告の場面はこれです。


ノラが退室した後に映し出される電子カルテがこれ。


あとの回で、ノラのすい臓がんは人違いだとわかるのですが、実は注意深くこの画面をみれば、この段階で人違いだとわかるんですね。

実際にすい臓がんになったのは「ハン・オラ」(한 오라)という人。しかし韓国語は子音終わりの単語と母音始まりの単語が続くと連音化して「ハン・オラ」は、「ハノラ」と発音します。「ハ・ノラ」と同じになっちゃうんですね。ノラが気づかなかったのも頷けます。

日本語と韓国語(朝鮮語)はホントによく似ている言語で、文法とか言葉の感覚はそっくりです。ところが音韻の体系は違うんですね。日本語は基本的に母音終わりなので連音化することはほとんどない言語ですが、韓国語は激しく連音化します。文字で見て理解しても、聞いてみるとよくわからない、そのひとつの理由はこの連音化にあると思います。

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