2015年11月30日月曜日

函館市の亀田地区の公共施設統合について一言あり その1

いま函館市では、市の亀田地区の5つの公共施設を廃止、ひとまとめの統合施設にするという計画の素案が出されています。さらに亀田支所の窓口をも押し込むということのようです。

ひとまとめにする5つの施設は、亀田福祉センター、亀田青少年会館、亀田公民館、美原老人センター、美原児童館です。

5つの施設にはそれぞれの役割があります。その役割を果たすための5施設の総面積は、4,383㎡です。新施設の「ひとまとめ施設」では、3,100㎡、しかもこの面積には押し込まれる窓口スペース、行政事務スペース900㎡が含まれるので、実際には2,200㎡ということになります。半分になっちゃうんですね。現在の亀田福祉センターだけでも2,323㎡ですからそれよりも狭いものになります。

ですから5つの施設が担っている役割を果たすことなどできるはずがありません。美原老人センターにあるようなお風呂はつくりません、亀田福祉センターにあるような図書室はつくりませんなどということになっているようです。

さて統合される5つの施設の年間利用人数はどれくらいかというと、263,674人です。そのうち亀田福祉センターはおよそ半分の134,313です。現在の亀田福祉センターと同規模の施設で約2倍の人の要求を満たすことができるのでしょうか。

現在、亀田福祉センターは老朽化していますが、交通の便もよく、ずいぶん利用されています。だから、町会連合会北部地区(亀田地区)協議会は、「亀田福祉センターを改築して、もっとたくさんの利用できるようにしてほしい、新しくしてほしい」と要望していたのです。私は今回の計画が町会の要望を逆手にとった大リストラ、「亀田地区公共施設いっせい廃止計画」のような気がしてなりません。

私はこの計画には賛成しかねます。(つづく)

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