2010年11月21日日曜日

倍音

私は大学時代混声合唱団に籍を置いたことがあります。そのサークルの先輩が身近にいることがひょんなことからわかりました。函労会議前議長の武田和男さんです。十歳年上の先輩です。「小田和正っているでしょ。彼が三年生のとき僕が一年生。一緒に歌っていたんですよ」と教えてくれてびっくり。有名な音楽グループ『オフコース』の小田和正といえば私の世代であればだれでも知っています。
仙台市川内のキャンパスのテニスコート下のサークル室の思い出が甦ります。「倍音をよく聞いて音をとって」。よくそうアドバイスされました。低音のバスが「ド」の基音を発声すると、どこからか「ミ」「ソ」「ド」の音が響いてくるのです。それが倍音です。私たちは「党綱領と情勢が響きあう時代だ」とよく言います。「綱領」が基音。国民からの「倍音」がはっきりくっきりと聞こえる時代になったと思います。(『コーヒータイム』 2008.6.1号)

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