2010年11月9日火曜日

浅黄色ってどんな色?

色の名前と実際の色-わかっているようでわかっていないことも案外あるものです。

「あなたの愛した母さんの/今夜の着物は浅黄色/わずかの間に年老いて/寂しそうです」―さだまさしの『精霊流し』の一節です。高校生の頃、ギターを弾きながらよく口ずさんだのですが、「浅黄色」がどんな色かは知りませんでした。

今年(2009年)ひょんなことから「浅黄色」が話題に。総選挙の投票用紙の色を選管に聞いた回答がこの色。さっそく党支部のみなさんにお知らせしました。でも叱られました。「そんな色は知らない人が多いから混乱する」と。知らないのは自分だけではないと、その時わかりました。

最近、本屋の棚に『水の名前』という本をみつけました。手にとってめくると「水浅葱」のページに美しい写真と説明書きがありました。「水浅葱は薄い浅葱色。浅葱色は薄い青、ライトブルーを指す。浅黄色とも書いたので、色名に混乱が生じた」と。

「名前」は内容や魅力とともに伝えたいと思いました。色の名前も、政党の名前も。(『コーヒータイム』2009.12.20号)

追記 新撰組の羽織の色は浅黄色だそうです。事務所の人から教えてもらいました。

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