2010年11月13日土曜日

となりのトトロ

となりのトトロ」。わが子も大好きでした。そしてわが孫も大好きです。何度も何度も見て、ストーリーの細かな展開も、セリフもしぐさも、みんな覚えているのに、それなのにまた見ちゃうのです。
引越したばかりの新しい家を探検するワクワク感、自分たちで植えた種が芽を出した喜び、お母さんの退院が延びた不安と悲しさ、胸いっぱいに広がるサツキとメイの気持ちが伝わってきます。農村の美しい初夏の風景も、昔の暮らしの描写もリアルで、メルヘンの世界の「トトロ」も本当いるような感じがするから不思議です。この世界は所沢の農村の話のようですが、いつのころの話なのでしょうか。サツキの学校の教室の黒板に6月23日(水)と書いていました。カレンダーを遡ると1965年のようです。私はその翌年に一年生でした。サツキとメイの真ん中です。私は「となりのトトロ」に自分の成長の物語をみていたのです。(『コーヒータイム』2010.6.20号)
追記 タイトルの「となりのトトロ」の「ロ」の字が、音楽とともに口の形になるとき、孫のひまりは口をあけます。その姿がとてもかわいいのです。「じじバカ」でした。

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