2016年1月14日木曜日

安く買える辞書、あまり役に立たない辞書、辞書のあれこれ①

1.一番安く買える辞書は古語辞典

昨年秋から源氏物語ゼミを始めました。私は、場所を確保したり、会員のみなさんへ出欠の連絡をしたりの事務局的なことをやっているのですが、あわせて例会で使う古語辞典を古本屋で安く買って譲ってあげることをしています。驚いたのですが古本屋(BOOK OF)などで売っている辞書の中では古語辞典が一番安いのです。100円とか200円で新品のような辞書が手に入ります。日本語の古典は人気がないんでしょうか、残念ですねえ。会員さんたちからはとても喜ばれているのですが・・・。

古語の中にはキラリと光る言葉がありますね。これから、源氏物語とか勉強していきながら、いい言葉を拾って自分の引き出しに入れておきたいと思ってます。

2.前はこれを持っていることがちょっと自慢だったのですが、電子辞書や辞書アプリの普及で役に立たなくなった逆引き広辞苑

クロスワードパズルを解いていて、最後の2文字だけがわかるけど言葉の上の方だけがわからない。なので国語辞典は使えない。そういう時に逆引き広辞苑が便利でした。

今日は地震があり「函館は大丈夫だった?」と心配の電話をもらったのですが、「〇〇地震」の「〇〇」にはどんなのがあるのか、知りたければ「んしじ」と引けば、「〇〇」がたくさん並んでいます。

「安政ー」「大ー」「火山ー「火山性ー」「巨大ー」「群発ー」「慶長ー」「元禄ー」「構造ー」「三陸沖ー」「深発ー」「善光寺ー」「丹後ー」「断層ー」「直下型ー」「チリー」「東海ー」「十勝沖ー」「南海道ー」「新潟ー」「濃尾ー」「微小ー」「福井ー」「宝永ー」「松代群発ー」「無感ー」「有感ー」などです。

ところが逆引き広辞苑、ほとんど使うことがないまま20年以上新品のままです。「こんな辞書がある」と自慢するにはいいけど。おまけに辞書アプリ、私はスマホで大辞泉を使っているのですが、「地震」と入力し、「後方一致」にセットすると一発で「〇〇地震」が並びます。しかも「〇〇」の部分は何倍も多く表示されます。いまや逆引き広辞苑は「昔、こういう辞書があった」という見本としてしか役に立たないようです。

ちょっと長くなったようなので、いったん中断です。

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