2016年1月20日水曜日

ジブリ作品「おもひでぽろぽろ」のタイトルはなぜ旧仮名づかいなのだろう

テレビで「おもひでぽろぽろ」を見ました。2回目です。以前見たのはかなり前。

主人公タエ子は1955年生まれ。舞台は1982年の山形の農村。タエ子27歳。そしてタエ子小学校5年生の時の思い出、1965年。

小学5年生の時の忘れられない思い出。それは27歳のタエ子の人生にいまだ重い宿題を課しています。タエ子は山形に出かけます。そしてその宿題を現地の若者の力も借りて解いていくというお話です。堅苦しく言えばそういうことではないかと。

タエ子は年齢的に言えば、私の4つ上のお姉さん、世代的には私と同じです。このアニメに出てくる思い出も私の思い出と重なります。というかタエ子は私自身のような気がしてきます。

給食の脱脂粉乳のこと、バナナやパイナップルが高価だったこと、学芸会のセリフ、学級会の様子、週番、ひょっこりひょうたん島、あげればきりがないのですが・・・、あの風景も、生徒の思いも自分自身なのです。

さて「おもひでぽろぽろ」の「おもひで」が旧仮名づかいで書かれているのはなぜかということですが、タエ子にとっては、そんじょそこらの思い出とは違う重さがあるんですね。その重さの表現が「おもひで」なんです。旧仮名づかい表記をこのように使うことを思いつくなんてすごいと思いました。

追記
「ととろ」に出てくる「さつき」や「めい」も私のおねえさん世代だと思いますが私も子どもたちや孫のひまりと一緒に何十回もみました。

ちびまる子の「まる子」は、妹の世代かな。よくわかります。時代がわからない「サザエさん」よりまる子の方が好きです。

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