2012年11月6日火曜日

揺るがぬ道南の団結と日本共産党の躍進で原発即時ゼロ・大間原発建設中止を

11月5日、6日の両日は、函館市の隣の自治体、北斗市と七飯町で終日街頭宣伝をしました。

北斗市の高谷市長も、七飯町の中宮町長も、大間原発建設に異議を唱え、気骨ある発言を「しんぶん赤旗」日曜版に寄せていただいているので、私の演説でもそのことを紹介しました。



また函館商工会議所の松本栄一会頭が「しんぶん赤旗」(11月4日付)の一面「いま言いたい2012」に登場していただき、その内容にたいへん勇気づけられましたので演説で紹介しました。

そして「揺るがぬ道南の団結と日本共産党の躍進で原発即時ゼロ・大間原発建設中止を」と訴えました。秋も深まり、紅葉がきれいでした。

追記・・・上記の「しんぶん赤旗」の該当記事を紹介します。

■「首長が異議 大間原発建設再開」(「しんぶん赤旗」日曜版 10月28日号)

北斗市長 高谷寿峰さん 「危険は海峡を越える」

なぜ、この時期に工事再開なのか。新設の原子力規制委員会で、まだ新しい安全基準を検討している最中ですよ。非常に疑問です。

北斗市は大間原発の北北西40-60㌔圏内に位置しています。福島事故での放射能拡散状況や、何ら遮るものがない津軽海峡の存在を考えると、私たちにも危険が及ぶ。見過ごすわけにはいきません。

工事再開について電源開発は「会社としての総合判断の結果」と説明しています。しかし、「なぜ今?」という疑問には答えていない。北斗市としても建設に断固反対します。

七飯町長 中宮安一さん 「国は認可を取り消せ」

福島原発事故の検証がないまま大間の工事を再開するなんて、もってのほかです。大変失望しています。

「工事再開は事業者(電源開発)の判断だ」と国は言います。でも、認可を与えたのは国ですよ。「認可後に福島原発事故があったから、認可は取り消す」で構わないでしょう。

大間原発から七飯町の住宅地まで最短で約40㌔しか離れていません。大事故が起きたら、約2万9千人の町民は逃げられない。住民の意思を示す総決起集会をやってもいいんじゃないか。そんなことも考えています。

■「いま言いたい 2012 原発存続では国を失う」(「しんぶん赤旗」11月4日付)

函館商工会議所会頭 松本栄一さん

大間原発(青森県大間町)の工事再開は、政府も電源開発も常軌を逸しているとしかいいようがない。南北海道の存亡に関わる問題として、私たち商工会議所など経済8団体も含め地域を上げて一体感を持って反対しています。

海峡には活断層

津軽海峡はイカの最大漁場で対岸の大厩道南の松前、戸井のマグロ、献上コンブと呼ばれてきた良質なコンブが採れます。品種改良を重ねてブランド化した北斗米、日本のリンゴ発祥の地である七飯町などどうなんは観光都市の函館をはじめ、水産業と農業が2本柱です。

仮に大間が稼働されただけでも、原発温排水が放出されますから海峡全体の海水温が上昇し、全国ブランドの水産物は大きな打撃を受けるでしょう。

海峡には活断層の存在が明快になっているのに、非常に毒性の強いプルトニウムを含む燃料を大間原発では全炉心で燃やすという。従来の原発と全然、性格の違う世界で初めての未知の原発ですから、何かあると道南全域、だけではすまなくなる。

福島の原発事故が起きた時、国際社会からは「原発をコンクリートで固めろ」と伝わってきました。何かあったら国際社会から「日本列島をコンクリートで固めろ」といわれかねない。

この国にすめなくなる、そういう危機感を持って対処すべきですよ、原発に対しては。われわれは国を失うんです。

日本の経済界というのは原発に関連した企業が中心にいるんです。これ、どうなんでしょうね。私個人の意見でいえば、大企業の原発推進体質にたいし、国民が強く声をあげていくべきです。そうしないと再生可能エネルギーの領域に入っていけない。

つまりこの領域に入れば企業の裾野が広くなって、今まで独占されていた原発企業から広い地域に産業が起き、新しい企業にチャンスが生まれる。風力、波力も有望です。太陽光も含めて、いろんなことができる。

これはやっぱり、いまの民主党政府ではできないのかもしれませんけれど、やっぱりきちっと法律をつくらないとだめですね。

安心こそ優先を

これからの時代は今を生きていくわれわれが責任を持たなければならない。やっぱりこれからは、安全の時代です。安心して暮らせるということを何よりも優先する。クリーンで安心なエネルギーに変えていかないと。

国民の意識からいえば当然のことなんですが、政治がこの原発の安全という問題にどう向き合ってきたのか、私にはわからないところもある。

しかし北海道でも全国でも原発ゼロを全面的に提起し、リードしてきたのは共産党さんだ、と強く感じてきました。いまね、この問題で頼りになるのは共産党だけ、もう一貫している。

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