2012年11月20日火曜日

ぶれない政党の意味

衆議院が解散になって、テレビ局や新聞社の取材も多くなりました。今日の取材では、道南の将来を脅かす3つの危険(①大間原発建設、②消費税増税、③TPP参加)と私が訴えている内容のうち、大間原発の建設とTPPについては、「他の党の方(北海道8区から立候補を予定している民主党と自民党の人のことを固有名詞を出さないよう配慮して聞いているんですね)も反対と言ってますよね。これについてどう思いますか」と聞かれました。

そこで私は「日本共産党はぶれない政党です」と答えました。取材で答えた内容を自分なりに整理して、「ぶれない政党」の意味について書いてみます。


1.中央と地方との間でぶれない、党の公約・主張とひとりひとりの議員や候補者との間でぶれない。

民主党も自民党も原発にしがみついていますね。民主党政権は大飯原発を再稼働し、大間原発の工事再開を容認しました。自民党の安倍総裁も原発をやめないと言っています。

これらの党の公認をもらっているのに、議員や予定候補者が「大間原発反対、TPP参加反対」と言っていることについて記者から聞かれたんです。私は「大間原発に反対というのは結構なことですけれども、党の政策や主張と違うことを地方でいうと、政党としては有権者に対して責任を果たすことになりませんね」と答えました。

  追記 もしこのようなことになると、その政党の虚像を地方でふりまくことになります。

この点、日本共産党は、中央でも道南でも青森でも大間原発反対、消費税増税反対、TPP反対でぶれません。一番すっきりしています。

2.党の基本的立場と党の政策の間でぶれない。

日本共産党は、今の政治の一番の根本問題がどこにあるのか、それは「財界中心の政治」「アメリカいいなりの政治」にあるということを明確にしています。これも今になって言い出したことではなく、自民党型の政治がうまれてからずっと言っています。

さて、原発も、消費増税も、これをつよく推し進めるよう迫っているのは財界ですし、TPPはアメリカの圧力です。

日本共産党が、原発即時ゼロ政策を提言できるのも、消費税とは別の道があると提案できるのも、TPPの根本には、アメリカへの従属関係があり、そのしくみをつくっている日米安保条約を廃棄して対等平等の日米友好条約に転換しようと訴えることができるのも、党の基本的立場と党の政策の間にぶれがないからです。

ところが、民主党、自民党は違いますね。財界に言われて「30年代原発ゼロ」を閣議決定できなかった民主党、財界と懇談して原発推進を明言した自民党とは違うんですね。

3.大切なことをぶれないでつらぬくこと。

共産党は、侵略戦争に反対し、主権在民を主張することが許されなかった戦前から、「非国民」といわれても、迫害され、拷問されても、この旗を掲げつづけた政党です。いまでは日本国憲法に戦争放棄も国民主権も書かれて当たり前のことになっています。

追記
8月に桧山管内をまわったとき、ある町長さんが「考え方は違うけれど、共産党はぶれないところがいい」と言ってくれ、はげしく民主党、維新の会を批判しました。そこで私が「そんなに共産党と考え方が違いますか」と聞くと、「違うというのは防衛のことで、あとは農業政策でも、漁業政策でも同じですよ。共産党は弱者の味方ですけど、私も弱者の味方で福祉政策をやっています」と町長が答えたことが、印象に残っています。

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