2012年10月25日木曜日

「負けました」といえること

今日もいろんな出会いがありました。赤旗将棋大会の運営でお世話になった農業関連会社の社長さんを党函館地区副委員長の三国武治さんと訪問、お礼とごあいさつをしました。

「あ、高橋さんですね。お会いしたことありますよ」。もう今から十何年も前の赤旗将棋大会の開会あいさつに行ったときにお会いしていたとのこと。憶えていてくれてうれしかったです。



あのとき私は、赤旗は将棋のことを大切にしていて「赤旗新人王戦」という棋戦を主宰していて若手の登竜門になっていること、そういうこともあって宮本議長(当時)に日本将棋連盟から盤寿(9×9=81歳)のお祝いをいただいたこと、私が以前住んでいた塩釜出身の棋士の「前進できぬ駒はない」という言葉が好きだということなどを話したことを思い出しました。

さて話を元にもどしましょう。社長さんは若手の育成に熱心です。そのおかげもあって赤旗将棋大会には小中高生11人が参加してくれました。「将棋は負ける時には必ず『負けました』と言わなければならないんです。礼やあいさつを大事にして人格形成に役立ちます」と。

社長さんとは原発の話題で話が盛り上がりました。「ドイツに視察で行ったんですが、ドイツは地震が少ないところなんですよ。それなのに地震の多い日本で原発を進めていったら日本は原発で滅んでしまいます。いまある原発はしかたがないので足りない電力を補うだけにして、新しく大間原発をつくるなんてダメです。30年代にゼロをめざすといっているのに新しくつくるのはおかしいですね」と。

TPP問題にも話がひろがりました。「トルコの視察に行きました。あそこは食糧自給率が100%ですよ。日本はこんなに自給率が低くて何かあったら大変なことになります」「うちは業界あげてTPP反対ですが、でも自由化は世界の流れかもしれません。鎖国をつづけるわけにはいかないとも思っているんですよ」ともおっしゃっていました。

話の中で、三国副委員長が党の提言を次々に渡すと「大変ですね」と。この言葉、たくさんの政治の問題にとりくんでいて大変ですねという意味に受けとりました。そして「がんばってください」の言葉、穏やかで知的な社長さんとの再会は大きな収穫でした。

追記
今日はわが地区作成の「大間原発建設の中止を」という大きな横断幕お披露目の宣伝を行ないました。

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