2012年9月20日木曜日

大間原発建設再開容認発言の波紋

今日の北海道新聞の函館のページに枝野経産相、藤村官房長官が大間原発の建設再開容認発言についての記事が掲載されていました。「『大間』建設再開容認」「逢坂氏『政府が暴走』」「自民・前田氏 共産・高橋氏 民主の迷走批判」という見出しです。私も昨日記者からコメントを求められ、話したことの一部が書かれています。その部分についてだけ今日は解説を加えたいと思います。

まず、私のコメントがどのように書かれているのか、紹介します。
「共産党の高橋氏は大間原発が建設されれば『今、生まれた子どもが40歳以上になるまで函館市民は原発の恐怖に日本一長くさらされる』と強調。脱原発を訴える逢坂氏について「政党としても同じことを言えるのか」と分裂する民主党を皮肉った」というものです。

私は記者に聞かれて「民主党政権の新しいエネルギー戦略が原発ゼロ、新増設なしを打ち出してすぐに大間原発容認とは許しがたい」と言って、記事で紹介された「今、生まれた子どもが・・・」とまずコメントしました。

次に「脱原発を訴える逢坂さんとの違いは何ですか」と聞かれたので、①「共産党は原発ゼロの期限について、再稼働なしでもこの夏を乗り切ることはできたし、国民世論もただちにゼロを求めていることから、共産党はただちにゼロと政策を発展させました」、②「政党というのは中央でも地方でも同じことを主張することが大事で、民主党は中央と地方でいうことが違います。この点、私たちは中央でも地方でも一貫性があります」と答えました。言いませんでしたけれど、これは自民党にもあてはまることです。

逢坂さんとは、7月に女性団体の集会で会った時、私に「原発は反対ですから。笠井さん(共産党の衆議院議員)とも一緒にやってますから」と言ってたので、逢坂さんの脱原発の心に私はいつわりはないと思います。ただ、それぞれが自分の信念で所属している政党には責任を持たなければならないということです。新聞では私が「皮肉った」と書かれていましたが、大まじめでいったことなのです。

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