2012年7月5日木曜日

記者会見

久しぶりの更新です。私は6月15日、記者会見し、次期衆議院選挙で北海道8区(渡島管内、桧山管内、函館市、北斗市)から日本共産党公認で立起することを表明しました。以下は会見用に書いた原稿です。

日本共産党の道8区予定候補となりました、高橋佳大です。立候補表明をさせていただきます。

.私は日本共産党の公認予定候補ですので、なぜ私が日本共産党に入党していまに至っているのかということからお話させていただきます。

私は高校教員の父を持つ、ごく平凡な家庭に生まれました。自分でいうのも変ですが、とても多感な少年で、どうしてお金持ちと貧乏な人がいるのかとか、どうして戦争が起こるのかとか、考える子どもでした。

ものごとには何でも理由がありますが、この私の疑問に答えてくれたのが、日本共産党です。利潤追求を極端に推し進める社会が、石川啄木の歌のような貧困と格差を生み出し、そのことが戦争の原因にもなっているということです。函館市は今年市制90周年を迎えますが、日本共産党も今年90周年を迎えます。日本共産党は戦前から、非国民と言われ、長期投獄、特高警察の拷問に屈しないで、侵略戦争反対、民主主義の国づくりの旗を掲げました。みずからの人生を社会変革と重ね合わせようというのが、日本共産党入党の私の動機です。大学1年生の秋のことです。それから34年間、活動をつづけています。

次に私は何を訴えて選挙をたたかうのかについてお話いたします。

今の日本は、極端な弱いものいじめの社会になっています。小泉さんという首相があらわれて、弱いものいじめが加速されました。弱肉強食の競争社会を極端におしすすめて、戦後、日本社会が築いてきたささやかな成果も全部、壊してしまいました。これは思想的には、新自由主義といいますが、私たちの言葉でいうと、財界中心政治の害悪、アメリカ中心主義の害悪ということになります。この延長線上にあるのが、民主党野田政権だと思います。野田民主党政権に真っ向からたたかいを挑んで、弱いものいじめの日本の社会を、みんなが幸せになる社会に変革することをめざすことを訴えます。別な言い方をすると、憲法9条と25条が生かされる社会です。それが、民主党に失望し、自民党にももどりたくないという有権者の模索にこたえる道だと確信しています。

次に重点的な政策の柱についてお話いたします。

まず、消費税増税に頼らないで、能力に応じた税負担をすすめることで、社会保障を充実し、財政危機を解決するということです。経済は、内需をあたためるということです。雇用では、労働者派遣法を抜本改正して、最低賃金を1000円以上に引き上げ、正社員があたりまえの社会にすることです。大企業だけを応援するのではなくて、中小企業を応援すること、TPP参加ではなく、農業漁業など第一次産業を応援すること、子育て、障がい者を応援することなどです。それから原発利益共同体とたたかい、原発ゼロの日本、再稼働反対、大間原発の建設中止などです。外交では、安保条約を廃棄して、アジアの国々と仲良くすることなどです。

次は選挙区である函館・渡島・桧山地域、道南についてどう思っているのかについてお話しします。

私は、1996年に一度、北海道8区から立候補しています。昨日調べて見たのですが、この16年間に道南の人口は、53万4千人から46万7千人に6万7千人、減少しています。函館は、最近の国勢調査では、日本で人口減少数2番めの都市となっています。

この道南は、1000メーター級の山々の麓に開けた農村部、長い海岸線にへばりつくように発展している漁村、日本海に浮かぶ奥尻島、都市部の函館、46万人の人生の舞台となっているこの道南で生業と暮らしがなりたたなくなっています。道南の暮らしは年々きびしく、しかも日本の他の都市と比べてもきびしいのです。

道南の人々が求めているのは、さきほど私が述べたように日本社会を改革することです。私が述べた政策を現実のものとすることです。ありったけの力でこのことを訴えて勝ち抜きたい、以上を申し上げて立候補表明とさせていただきます。

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