2011年3月2日水曜日

最後の一般質問 議会質問のあれこれ

函館市議会第1回定例会で今日、一般質問をしました。私にとっては最後の一般質問でした。特別な事情があるときをのぞいてほぼ毎回質問に立ってきました。質問は議員にとって一番大切な仕事だと思います。演説も大変ですが、演説とも違う独特の大変さが議会質問にはあります。大変ですが議員ならではの醍醐味もあります。


ちょっと先輩ぶって、これから議員になる方に、議会質問のあれこれを書いてみたいと思います。

①質問は市長や教育長など理事者を相手にするものです。でも、1対1の議論にのめりこんでしまって、議場にいる他の議員や傍聴者、ケーブルテレビをみている人のことを忘れてはいけないと思います。そこに注意する努力を続けていると、「そうか共産党のいうことにも一理あるな」と思ってもらえるようなことがあるはずです。

②議場がざわざわしていたり、眠っている議員が多かったりすると、なかなか質問に集中することができません。上手な質問をする議員は、議場をその人の色に染めて、目と耳を自分に集中させる魅力があります。「議場を自分色に染めろ」です。

③議会質問は将棋に似ています。こう質問する。こう答弁するだろう、もしかしたらああ答弁するかもしれない。そうきたらこう質問しよう。将棋のように無限の「わかれ」があります。根本的にことに通じることが大切です。といってもなかなかむずかしいのですが。

④議会質問の苦労は議員でないとわかりません。ですから党派が違っても、いい質問に出会ったら「いい質問でしたね」と声をかけることが大切ではないかと思います。

⑤議員の質問の個性って大事だと思います。切々と訴える人、怒鳴るようにつめる人、皮肉を言う人、理路整然と話す人、原稿棒読みの人、声の大きい人、何度も同じ質問を繰り返す人、話術で話す人、揚げ足をとるのが得意な人、いろいろ個性があっておもしろい。

気がついたことがあったらまた書きます。

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