2011年3月3日木曜日

タクシー地域計画

昨年は、「実りあるタクシー地域計画を」と、古岡ともやさんや党市議団(高橋佳大・丸尾りゅう子・市戸ゆたか・紺谷よしたか)と、道運輸局、函館運輸支局、道庁、渡島総合振興局、函館市などの行政機関、函館ハイヤー協会、各労働組合などに申し入れをしたり、懇談をしたりとがんばってきました。タクシー地域計画のその後について質問しました。

タクシー地域計画についての高橋佳大の質問

(高橋質問)
次はタクシー地域計画の進捗状況についてです。タクシー活性化・適正化法の成立を受けて、この函館圏でも、昨年、タクシーの地域計画が策定されました。私はこの計画の実施により、タクシー事業が活性化され、タクシー労働者の雇用環境や賃金が改善されることを願っていますが、地域計画の進捗状況をお聞きします。

(企画部長答弁)
タクシーの地域計画についてのお尋ねですが、函館交通圏タクシー特定地域協議会地域計画は、タクシー適正化・活性化法に基づき、北海道運輸局をはじめ、地域の自治体、タクシー事業者などの関係者を構成員として設立された地域協議会において、昨年3月に作成された計画で、タクシー運転者の労働条件の改善や、タクシーの供給過剰解消などを盛り込んでいる計画でございます。

昨年12月に行われた地域協議会では、この計画の進捗状況が報告され、そのなかで、函館交通圏の全ての法人タクシーと個人タクシーによる、タクシー事業の適性化・活性化に資する具体の事業を盛り込んだ計画、いわゆる「特定事業計画」が国の認定を受け、現在(平成22年10月31日時点)、 特に経営改善に向けた取り組みとして、各事業者自らが減車を進めており、法人タクシーの車両数で申し上げますと、廃業によるものも含め約半年間で68両が減車され、865両となっているところであり、今後におきましても、それぞれの事業者による特定事業計画の実施を通じ、当地域のタクシー事業の適正化,活性化が図'られていくものと考えております。

(高橋まとめ)
タクシーの地域計画ですが、タクシーの規制緩和は新自由主義政策の代表のようなもので、すっかり地域社会が破壊されてしまいました。労働者の暮らしが成り立たなくなってしまいました。

タクシーの活性化・適正化法は、それではいけないんだということで、規制緩和に賛成した政党もふくめて国会で全会一致で成立したものです。壊されてしまった地域社会を修復する、そのために関係者が協働して力をつくす、これがこの法律に基づいて策定されたタクシー地域計画です。

地域計画策定後、過剰なタクシー台数の解消は緒についたばかりですが、実りある成果のために力をつくしてほしいということを要望いたします。

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