2011年3月5日土曜日

低所得者が入れるグループホーム

若手の古岡ともや道議予定候補と本間かつみ市議予定候補が介護保険事業者の方々からたくさんの要望をお聞きしました。その内容は「たくさんの要望ありがとう」(http://takahasikadai.blogspot.com/2011/02/3700-2200.html)にまとめていますが、そのなかから二人のアドバイスを受けて一般質問をしました。その内容を紹介します。ぜひ二人が当選して、自らこれらのことを道議会、市議会で質問してほしいと願っています。

低所得者が入居できるグループホームについての高橋佳大一般質問(2011・3・2)

(高橋佳大)
次は介護保険と高齢者福祉に係わって、低所得でも入居できるグループホームについてお聞きします。グループホームは認知症の方を対象とする居住系のサービスですが、関係者から次のような声が私たちの元に寄せられています。「年金の少ない人などでは入居できません。月12-13万円かかり、他に病院代などで預かり金1万円くらい。費用は莫大です。自宅でみている人はショートやデイでつないでいますがかなり大変です。『助けてほしい』と言われます。部屋があいたと連絡した頃にはすでに亡くなっていることもあります」。

そこで質問ですが、低所得でも入居できるグループホームの整備の考え方について伺います。

(福祉部長)
低所得者が入居できるグループホームの整備についてのお尋ねですが、認知症高齢者グループホームにつきましては、平成23年度までの第4期介護保険事業計画に位置付けている3施設54人分の整備を終え、既に開設に至っているところでございますが、高齢者人口の増加の状況などを考えますと、今後におきましても一定程度の待機者の発生が見込まれるところでございます。

 したがいまして、 平成2 3 年度中に策定する平成24年度から3年間の次期計画におきましては、
待機者の状況をはじめとした十分な調査を実施したうえで、それらを踏まえた適切な整備数を見込んでまいりたいと考えております。

当市といたしましては、低廉な利用料金で適切な介護サービスを提供することが必要と考えており、介護施設を整備する際は、公募によって事業者を選定しておりますが、選定にあたっての評価基準において、利用者の処遇や利用料金についても重要なポイントとして提示し、それを考慮した整備を促しているところであります。

今後につきましても、こうした中で低所得者に配慮したグループホームの整備に努めてまいりたいと考えております。

(高橋佳大)
低所得でも入居できるグループホームについてですが、十分な調査するとの答弁ですが、そのさいには待機者だけではなく、潜在的な待機者がどの位いるのかの調査を実施してもらいたいと思います。病院の医師、ソーシャルワーカーなどは、グループホームが適当と思われる患者がいても経済的その他の理由で待機者にはなれない人が相当数いると思われます。待機者数だけではなく、潜在的な需要が把握されないと適切な施設の数が分からず市民ニーズにあった計画にはならないものと考えられます。

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