2011年2月14日月曜日

山崎豊子さんはすごい

11年前、2000年の今頃、父に肺ガンがみつかりわずか2ヶ月で逝ってしまいました。放射線治療で入院していた時に、何か読む本をと思い、山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』を父の病室に持っていきました。父は面白そうに読んでいましたが、実は私はこの本を最初の1冊か2冊読んで途中になっていました。

おととい、テレビで『沈まぬ太陽』をみました。感動しました。タイムリーだと思いました。日航の解雇問題をとりあげた志位委員長の質問と重なりあいます。

私が山崎豊子さんの小説を最初に読んだのはたしか『大地の子』だったと思います。その次に『不毛地帯』を読みました。シベリア抑留のなまなましい描写、どうして体験していないことをこんなにリアルに書けるんだろうと感心しました。書かなければならないという使命感を強く感じました。ハンパな取材じゃないなとも。

『白い巨塔』はドラマと比べながら、財前のかかった病気が原作と違うな、亡くなった方の職業が違うなどうしてだろうとか、独立行政法人がでてくるのは今風だななどと思いながら読みました。

たくさん読んだわけではありませんが山崎豊子さんのファンです。『大地の子』の感想は以前、道南新報に書いたことがあるので次回載せます。

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