会場がわが家からは遠く雪道も心配だったので早めに家を出て会場に一番乗り。受付を済ますとスカーフみたいのをかぶってニコニコしている若い女性が講師の先生でした。
聞いてみると、函館高専の留学生とか。土木を学んでいるそうです。日本に来て3年、流暢に日本語を話します。「日本語上手ですね」というと、首を横に振りながら「日本語はうしろ(語尾?)がむずかしくて最初は全然わからなかった」そうです。
名前を教えてくださいと言うと「ザラ」ですと。「下の名前、ファーストネームですか」と聞くと、ホワイトボードに書いてくれたのがこの名前。
Nur Fatimah Zahra binti Ehwan
ザラさんの話では「Ehwan」がお父さんの名前で「binti」というのが娘ということらしい。結局、「ザラ」が苗字なのか名前なのかはわからなかったのですが、今日のところはまあいいやと。
学校の友人たちが、ふざけてか、おもしろがってか、ザラさんのことをこの長い名前で呼んだりするそうです。
さて、受講者は私をふくめて6人。常連の方も多いのか、わきあいあいの雰囲気がよかったですね。マレーシア語についてですが、1時間くらいの講義で、学んだのはあいさつくらいでしたが、その中で、私がわかったことを書いてみます。
1.マレーシア語はローマ字表記される
「おはよう」は「Selamat pagi(スラマッ パギ)」。マレーシア語はローマ字表記するんですね。外国語を学ぶのに新しい文字を覚えるのはとても大変なので、これだけでもマレーシア語はとっつきやすいと言えるでしょう。
2.発音はだいたいローマ字読みだけど、難しい発音もある
母音で言うと「a」は「ア」と発音するそうですが、「ウ」に近く発音すると「ため口」っぽくなるとか。「私の名前は〇〇です」は「Nama saya 〇〇(ナマ サヤ 〇〇)」なのですが、私の番が来て「ナム サユ カダイ」と言うと、「もうマレーシア人みたいですね」と褒められ、妙に嬉しかったです。
子音ですが、単語の最後に来る「k」「t」は、破裂させないで口の構えだけで止めるようです。韓国語のパッチムと同じですね。
同じく子音で、「Apa khabar(アパ カバー)」の「kha」は普通の「カ」ではなく、「h」は有気音、つまり韓国語の激音と同じようなのですが、ザラ先生は「私はあまり『h』を気にしないでいる」そうです。
3.マレーシア語はインドネシア語と似ている
ザラ先生の話だと、マレーシア語はインドネシアで「普通に通じる」そうです。
さて、今日の企画は、ふるる函館の企画ですが、案内用パンフレットにはこう書かれています。
「ふるる函館で地球を旅する時間がはじまります!『地球まるごとシリーズ』は、世界各国からやってきて函館で暮らしている方々が先生です。各国のコトバを通じて、文化・生活・食べ物などの様々なテーマから学び合い、人生をさらに豊かにしていけるような地球の学び場です」
いい企画だなあと思いました。
Jumpa lagi(ジュンパ ラギ) またね。
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