アイヌ語と日本語は語順がほとんど同じ
語順が日本語と同じということは学びやすいということです。韓国語も日本語と語順がほぼ同じですが、韓国ドラマを見るとき、韓国語を聞きながら日本語の字幕を追うと、韓国語の単語と日本語の単語の対応がわかります。アイヌ語もそうだというのはなんともうれしいことです。
アイヌ語固有の文字はなく、ローマ字やカタカナで表記する
アイヌ語を学ぶのに新たに文字を覚える必要はないということです。固有の文字を持たないことは文化レベルが低いということではありません。固有の文字を持たない言語はたくさんあります。英語もドイツ語もローマ字で表記しますが、ローマ字はもともとラテン語を表記する文字でしたから、英語やドイツ語を表記する固有の文字とは言えないわけです。
韓国語の表記はハングルという固有の文字を使いますが慣れるまでちょっと手こずります。アラビア語も固有のアラビア文字があります。私はハングルは慣れたのですが、アラビア文字は続け字になっていてとっつきにくく入り口で学習がストップしています。
日本語の単語は母音終わりだけれど、アイヌ語には子音終わりの単語がある
日本語を話す私たちは子音終わりの発音が苦手です。アイヌ語には子音終わりの単語があります。子音だけの発音の時はカナを小さく書くという決まりがあるようです。
言葉はイタク、ですからアイヌ語はアイヌイタクと表記します。この小さい「ク」は破裂させません。英語では「speak(スピーク)」の「ク」は破裂させますが、アイヌ語では破裂させないのです。ですから「イタク」は「イタッ」と聞こえます。
これは韓国語のパッチムと同じですね。韓国語ではごはんのことを「パプ(밥)」といいますが、この「プ」を口の形だけをつくって破裂させないので「パッ」と聞こえます。そう、「ビビンバ」の「バ」です。
この小さいカタカナは自動的には変換されないのでその部分だけポイントを落として入力をすることになります。
母音は日本語と同じ「アイウエオ」で5つ
日本語のカナでアイヌ語を表記できるということは、母音が5つということです。学習者にとってこれは助かります。
母音がいくつもある言語は学びづらいです。英語なんかはその代表格です。私も多くの言語を学びたいと思い、いまスペイン語を勉強していますが、スペイン語を選んだ理由のひとつが、スペイン語は母音が5つしかないということにあります。
韓国語も学んでいますが、韓国語には日本語の「う」と「お」に聞こえる母音が2つずつあり、私にはあまり違いがわかりません。
余談ですが、日本語も奈良時代には母音が8つあったと何かの本で読んだことがあります。万葉仮名の研究からわかったそうです。
アイヌ語の動詞は人称で変化する
アイヌ語の動詞は人称で変化するようです。この点、日本語とは違う文法になっています。たとえば「行く」ですが、行く人が自分の時は「クオマン」、行く人があなたの場合は「エオマン」となります。ラテン語系の言語は人称によって動詞がかなり変化して覚えるのがやっかいですが、頭に「ク」とか「エ」とかつけるくらいなら、私でもおぼえられそうです。
アイヌ語のひびき、「パピプペポ」
「ポロ」「ポン」「パンケ」「ペンケ」「ピリカ」「ウパシ」「ペケレ」など、アイヌ語には「P」の響きを持つ単語が多いような気がします。ここが日本語と違うなあと思いました。
「このパピプペポ」の音がアイヌ語を軽快にしているような気がします。
これも余談ですが、日本語のハ行音はもともとパ行音だったそうです。「パ行(P)」→「ファ行(F)」→「ハ行(H)」と移り変わったようです。
アイヌ語に共通語、標準語はない
アイヌ民族は国家を持ったことがない。したがって共通語はないそうです。なるほどと思いました。
各方言はどれくらい違うのか。講座ではこんな資料が出されていました。
これを見て思ったのは、そんなに違いはないなということ。初心者はあまり気にしなくていいなと思いました。
母音は日本語と同じ「アイウエオ」で5つ
日本語のカナでアイヌ語を表記できるということは、母音が5つということです。学習者にとってこれは助かります。
母音がいくつもある言語は学びづらいです。英語なんかはその代表格です。私も多くの言語を学びたいと思い、いまスペイン語を勉強していますが、スペイン語を選んだ理由のひとつが、スペイン語は母音が5つしかないということにあります。
韓国語も学んでいますが、韓国語には日本語の「う」と「お」に聞こえる母音が2つずつあり、私にはあまり違いがわかりません。
余談ですが、日本語も奈良時代には母音が8つあったと何かの本で読んだことがあります。万葉仮名の研究からわかったそうです。
アイヌ語の動詞は人称で変化する
アイヌ語の動詞は人称で変化するようです。この点、日本語とは違う文法になっています。たとえば「行く」ですが、行く人が自分の時は「クオマン」、行く人があなたの場合は「エオマン」となります。ラテン語系の言語は人称によって動詞がかなり変化して覚えるのがやっかいですが、頭に「ク」とか「エ」とかつけるくらいなら、私でもおぼえられそうです。
アイヌ語のひびき、「パピプペポ」
「ポロ」「ポン」「パンケ」「ペンケ」「ピリカ」「ウパシ」「ペケレ」など、アイヌ語には「P」の響きを持つ単語が多いような気がします。ここが日本語と違うなあと思いました。
「このパピプペポ」の音がアイヌ語を軽快にしているような気がします。
これも余談ですが、日本語のハ行音はもともとパ行音だったそうです。「パ行(P)」→「ファ行(F)」→「ハ行(H)」と移り変わったようです。
アイヌ語に共通語、標準語はない
アイヌ民族は国家を持ったことがない。したがって共通語はないそうです。なるほどと思いました。
各方言はどれくらい違うのか。講座ではこんな資料が出されていました。
これを見て思ったのは、そんなに違いはないなということ。初心者はあまり気にしなくていいなと思いました。
ちなみに「ライチシカ」というのは樺太の恵須取というところで、恵須取は私の父が生れたところです。まあどうでもいいことなんですけど。
さて道南のアイヌ語の特徴ですが、まず道南のアイヌ語を知る資料は長万部と八雲のアイヌ語しかわからないそうです。
紹介されたのは、椎久年蔵翁の言葉「長万部のアイヌ語は八雲方言とはよほど異なり『長めに発音し、あやをつける』。オコチナイ(現在の八雲町浜松付近)のことばはのろく、ノダオイ(八雲町野田生)・森のことばは早かった」とのことです。
アイヌ語を学習している人はあまりいないのかもしれませんが、私たち北海道に住む者は、アイヌ語を日本語風に発音した北海道の地名をたくさん、それとなく知っています。そのアイヌ語の意味を知るだけでも楽しい旅になるのではないでしょうか。
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